中国新聞にて、
小早川仁美(こばやかわ・ひとみ)わが社の人材育成
小早川仁美(こばやかわ・ひとみ) わが社の人材育成
私が勤務しているウォーターポイント株式会社(旧第一管工)は昨年50周年を迎えました。水の自動販売機の製造・販売・メンテナンス、宅配水の製造・販売を手がける会社です。会社も世代交代を見据え、若い人を積極的に採用。人材育成にも取り組んでいます。
中でも力を入れているのが、スポーツ選手の採用です。5年前からフットサルの立川アスレティックFCや広島エフドゥ、サッカーのアローレ八王子などの選手を採用し、現在はプロとアマチュア選手合わせて11人が勤務しています。
競技に集中しやすい環境を提供するため働き方はフレキシブル。午前中に練習があれば午後から出勤し、遠征試合で会社を休むこともあります。出勤日は月内で帳尻を合わせるなど本人の自主性に任せています。これは、女性社員の産休・育休をサポートする方法を模索する過程で生まれた考え方です。
アルバイトをしながら競技を続ける場合、経済的な不安定さと、引退したときのセカンドキャリアの面で不安が拭えません。選手は活躍の場を求めてチームを移籍することもあります。弊社では近くの事業所に転勤してもらい、仕事と競技の両立が図れるようにしています。
とにかく弊社に勤めている間は安心して競技に集中してもらいたいし、引退してからも役立つスキルや経験を提供したいと思っています。選手社員の「将来が心配じゃない」という声を聞くと、私たちの選択は間違っていなかったと感じます。
スポーツ選手の採用に合わせて私もフットサルを観戦するようになりました。広島ではまだまだ知名度が低い競技ですが、非常に面白いです。ぜひ多くの人にフットサルを知っていただきたいと思います。
広島エフドゥの試合が広島市であります。12月2日は大和興産安佐北区スポーツセンター、24日はマエダハウジング東区スポーツセンターです。弊社社員3人も出場します、ぜひ応援していただけるとうれしいです。
(ウォーターポイント専務取締役)