断水でも、停電でも、地域にきれいな水を供給し続ける
災害時に地域の防災拠点に変わる最先端の水工場が本格稼働
全国のスーパーマーケットを中心に約3,000台の「水の自販機」を展開する、ウォーターポ イント株式会社(本社:広島県広島市、代表取締役社長:小早川克史)は災害時には地域の 防災拠点としての役割を果たす、最先端の水工場「ウォーターポイント八王子」を2023年3 月より人員を大幅に拡充し、本格稼働させます。
平時には最先端のミネラルウォーターの製造工場として稼働しています。ですが、災害発生 時には運営体制を切り替え、水道が断水し、停電したとしても、近隣住民に1日あたり約2,0 00人分の飲料水とトイレなどに使用する生活用水を20トン提供します。
「ウォーターポイント八王子」は昨年、八王子市と正式に「災害時における生活用水の提供 に関する協定」を締結しています。またソフトバンク株式会社、くら寿司株式会社、株式会 社明治といった大企業と並んで、「ソトコトSDGsアワード2022」も受賞しています。
今回の本格稼働により、「地域での防災拠点」としての役割をより一層、強く担うことがで きるようになるのです。
東日本大震災でも深刻だった水インフラ被害
国土交通省の「平成24年版日本の水資源について」によりますと、東日本大震災による水インフラへの被害は、上水道で19 都道県、最大 230万戸の断水が発生しました
また「避難所生活で困ったこと」を聞いた内閣府のアンケート結果でも、水に関する問題が上位を占めています。
「ウォーターポイント八王子」はこうした災害時に深刻な被害をもたらす地域での水不足に民間の力で資することを目的とした水工場です。
「ウォーターポイント八王子」の主な機能
・地下水をきれいな水に変える、「ダブル逆浸透膜」精製
「ウォーターポイント八王子」では地下水を組み上げ精製処理しているので、断水してもきれいな水を提供し続けることができます。地下水の精製には業界最先端の技術を用い、万全の体制を敷いています。それが「ダブル逆浸透膜による精製」です。
「ダブル逆浸透膜」とは文字通り、逆浸透膜を二重で用いる精製方法のことです。通常、ミネラルウォーターの精製では、逆浸透膜は使われていない場合がほとんどです。ですが、私たちは水の品質を絶対的なものとするため、手間も費用もかかる「ダブル」としています。
この「逆浸透膜」を通れば、下の実験写真のように緑茶も完全に水に戻ります。
この最先端の水精製の仕組みによって、通常時は非常に高品質なミネラルウォーターを製造して工場を維持します。そして災害時には1日あたり約2,000人分の飲料水とトイレなどに使用する生活用水を20トン提供します。水の提供は太陽光発電が機能する限り、止まることはありません。
太陽光パネルによって停電時でも稼働可能
「ウォーターポイント八王子」は平時から、太陽光による自家発電で稼働しています。それゆえ、停電時も電気は太陽光発電で賄うことができます。災害時に電気がストップしたとしても、地域住民に水を提供し続けられる給水所となるのです。
EVカーのバッテリーで電気を供給
平時から「ウォーターポイント八王子」ではミネラルウォーターの配送に、二酸化炭素を排出しない電気自動車を用いています。この電気自動車のバッテリーが災害時には、蓄電池の役割を果たします。
■『ウォーターポイント八王子』概要
名称:ウォーターポイント八王子
住所:東京都八王子市四谷町769
生産品目:ボトルドウォーター
生産能力:(通常時)8リットルボトル 500本/日
(災害時)飲料水・生活用水で20トン/日 ※4 常時から8リットルボトルを1,000本貯蔵
太陽光パネルの発電量:約20kWh(2022年9月稼働予定)
稼働日:2022年6月11日(土)
建物:軽量鉄骨造平屋 床面積 157.79 平米(約160平方メートル)
※4 東京都全域に取水制限があり、通常時は、1か月平均で1日10トン、最大1日20トン。
■防災拠点化を思い立った背景
東日本大震災時、当社がスーパーなどに設置していた「水の自販機」が流されてしまいました。当社社長の小早川は状況確認のため、広島から被災地に乗り込みました。そのとき、飲料水や生活用水の手当てに苦労している被災者の皆さんの姿を見て、父の代から一貫して、水に関わる仕事をしてきた自分たちに何かできることはないかと考え続けました。そして、災害時に役立つ「水の防災拠点」をつくろうと決意。震災から10年目となる昨年、念願のウォーターポイント八王子を開設することができました。そして、今年の本格稼働を迎えることができたのです。
■ウォーターポイントについて
当社は50年前に水道工事業からスタートし、現代表が事業部長に就任した2000年から、水の自動販売機、宅配水事業を強化しています。
現在は「安心・安全な水の創造」と「水で生活を健やかに、環境を豊かに」を理念に掲げ、水の提供を通じた社会貢献、地域貢献につながる事業を行っています。宅配水ボトリング工場は東京、広島、山梨の3カ所、水の自動販売機はスーパーマーケット、ドラッグストアを中心に全国で約2800台の導入実績があります。
今後は2022年6月に東京都八王子にオープンする「防災拠点の役割も果たす、地産地消の宅配水製造工場、ウォーターポイント八王子」をスタートに、全国に地産地消の宅配水工場の設置を目指しています。地産地消の宅配水工場は、長距離輸送をしないため、CO2 排出量を抑えられます。また、環境に配慮し、リユースボトル(再使用ボトル)方式を採用。このリユースボトルは、浸出、溶出検査を行っており、当社が約25年間で培ってきた不純物を限りなくゼロにする製法と、ボトル洗浄を徹底することで、約10回繰り返し利用することができます。リユースボトルの使用はプラスチックごみの削減となる、環境保全活動の取り組みになります。
■ウォーターポイント公式LINEアカウントはこちら
https://page.line.me/?accountId=waterpoint
■ウォーターポイントミネラルピュアウォーターのお申し込みはこちら
https://wp-mkt.com/
■ウォーターポイント公式サイトはこちら
https://waterpoint.co.jp/