2023/2/13～2023/3/31の期間にて実施させて頂いたクラウドファンディング
「持続可能な水の防災拠点を全国に広げ巨大災害から命を守りたい！」が、無事に終了致しました。
まずは皆さまに、関係者一同、心より御礼申し上げます。
今回のクラウドファンディングでは、防災型宅配水工場（災害発生時に近隣住民の命を守る飲料水・生活用水を提供するプラント）であるウォーターポイント八王子を、「給水特化型の民間緊急避難所」へ進化させるために、皆さまのご支援を募らせて頂きました。
結果としては、168人の皆さま（企業様含む）から計296万円のご支援金を頂き、お蔭様でプロジェクトを成立させることが出来ました。
皆さまから頂いたご支援につきましては、下記の機能を強化するために使用させて頂きます。
○テント型トイレ（女性用2基、男性用1基）
災害時には「女性の性被害」が発生しやすくなると言われています。災害時に女性が被害を受けるリスクをなくすために、今回の機能強化で女性用トイレ2基を設置致します。併せて生理用品も用意致します。
また、男性用トイレ1基も設置致します。
○電力供給セット（非常用発電機、充電器）
従来の太陽光発電施設に加え、非常用発電機・充電器を追加致します。これにより、雨天でも安定した電力供給が可能になります。
○炊き出しセット（火起こし道具、調理器具、食器、保存食450食）・防災設置品
公的機関の支援が整うまでの間の非常食を用意致します。今回の拡充により、450食分の温かい食事をとることが出来ます。また、避難誘導に必要な懐中電灯やロープに加え、人命救助道具、応急手当のための道具、などの防災設置品も用意致します。
○AED
一分一秒でも早く救命活動を行う必要がある中、AEDがあるだけで生存率が大きく向上します。今回の強化によって、AEDを新たに設置致します。
○民間緊急避難所パッケージ
行政のみでは対応が難しく、公助が機能しづらい発災から約3日間を自助・共助で乗り切れるよう、民間が主導となる「民間緊急避難所」を運営するためのパッケージを追加致します。
ご支援金に加えて、たくさんの心のこもったメッセージも頂戴致しまして、その一つ一つに身が引き締まる思いでした。皆さまからお預かりした温かいお気持ちをしかと受け止め、プロジェクトを推進して参ります。
近い将来必ず来る巨大災害に向け、「ウォーターポイントがあって良かった」「ウォーターポイントがあったから助かった」と言われるような存在になるため、従業員一同準備を進めて参りますので、引き続き宜しくお願い致します。
■『ウォーターポイント八王子』概要
名称：ウォーターポイント八王子
住所：東京都八王子市四谷町769
生産品目：ボトルドウォーター
生産能力：（通常時）8リットルボトル 500本/日
（災害時）飲料水・生活用水で20トン/日 ※4 常時から8リットルボトルを1,000本貯蔵
太陽光パネルの発電量：約20kWh（2022年9月稼働予定）
稼働日：2022年6月11日（土）
建物：軽量鉄骨造平屋 床面積 157.79 平米（約160平方メートル）
※4 東京都全域に取水制限があり、通常時は、1か月平均で1日10トン、最大1日20トン。
■ウォーターポイントについて
当社は50年前に水道工事業からスタートし、現代表が事業部長に就任した2000年から、水の自動販売機、宅配水事業を強化しています。
現在は「安心・安全な水の創造」と「水で生活を健やかに、環境を豊かに」を理念に掲げ、水の提供を通じた社会貢献、地域貢献につながる事業を行っています。宅配水ボトリング工場は東京、広島、山梨の3カ所、水の自動販売機はスーパーマーケット、ドラッグストアを中心に全国で約2800台の導入実績があります。
今後は2022年6月に東京都八王子にオープンする「防災拠点の役割も果たす、地産地消の宅配水製造工場、ウォーターポイント八王子」をスタートに、全国に地産地消の宅配水工場の設置を目指しています。地産地消の宅配水工場は、長距離輸送をしないため、CO2 排出量を抑えられます。また、環境に配慮し、リユースボトル（再使用ボトル）方式を採用。このリユースボトルは、浸出、溶出検査を行っており、当社が約25年間で培ってきた不純物を限りなくゼロにする製法と、ボトル洗浄を徹底することで、約10回繰り返し利用することができます。リユースボトルの使用はプラスチックごみの削減となる、環境保全活動の取り組みになります。