報道関係各位
2022年2月15日
ウォーターポイント株式会社
防災拠点の役割も果たす、地産地消の宅配水製造工場
『ウォーターポイント八王子』
6月オープン予定
~太陽光発電で災害時にも操業でき、1日に2,000人分の飲料水・生活用水の供給を実現~
全国に約2,800台の水の自販機をスーパーマーケット、ドラッグストアに導入実績があるウォーターポイント株式会社(本社:広島県広島市、代表取締役社長:小早川克史、以下、当社)は、東京都八王子市に、災害時の水源としても活用できる宅配水の製造工場『ウォーターポイント八王子』を2022年6月にオープン予定です。
宅配水は、遠方から輸送するのではなく、工場に設置した太陽光発電と地下水を活用して製造し、工場から半径約7キロメートル内に配達するので、運送コスト・CO2排出量の削減に貢献するだけでなく、地産地消につながります。さらに、プラスチックごみを出さないため、宅配水にはリユースボトルを採用しています。
当社は、『ウォーターポイント八王子』を皮切りに、“安心・安全な水の創造”と“水で生活を健やかに、環境を豊かに”を掲げ、企業や行政などとも連携しながら、全国各地に地域に密着した宅配水の製造拠点を順次広げてまいります。
なお、2022年2月16日~18日、幕張メッセ(千葉県千葉市)にて開催される「第56回スーパーマーケット・トレードショー2022」でも詳細をご紹介する予定です。
■東日本大震災をきっかけに決意した、安心・安全な水を、必要とする全ての人に届けたいという想い
日本では、地震や水害などによる災害や、水道管の老朽化による断水リスクが高まっています。総務省消防庁からは大規模な地震災害では、発生直後から2、3日間は1人1日あたり3リットルの飲料水が必要とされており、飲料水の確保と供給が重要と言われています。社会課題になっている水道管の老朽化においては、国内では14万kmの水道管が老朽化し大規模の災害でなくとも水道管破裂の可能性があり、対策が急がれています。また、当社は東日本大震災時、多くの被災者にライフラインである水を提供できなかったという悔しい想いがあります。
そこで当社は災害時であっても、安心・安全な水を、必要とする全ての人に届けたいという想いから、断水時に水道水から水を確保するのではなく、不断水を実現するために「地下水+太陽光発電+蓄電池」を用いて防災拠点にもなる宅配水の製造工場を設立いたします。
■「第56回スーパーマーケット・トレードショー2022」にて『ウォーターポイント八王子』の詳細を初披露
当社は、2022年6月オープン予定の『ウォーターポイント八王子』について、2月16日から幕張メッセで3日間開催される 「第56回スーパーマーケット・トレードショー2022」に出展し、詳細を初披露します。
開催日:2022年2月16日(水)~ 2月18日(金)10:00~17:00 ※最終日は16:00 まで
開催場所:出展ブース:幕張メッセ(千葉県千葉市美浜区中瀬 2-1)国際展示場4ホール 4-309
主催::一般社団法人全国スーパーマーケット協会
展示会 URL:http://www.smts.jp/jp/index.html
■『ウォーターポイント八王子』概要:
名称:ウォーターポイント八王子
住所:東京都八王子市
生産品目:ボトルドウォーター
生産能力:(通常時)8リットルボトル 500本/日
(災害時)飲料水・生活用水で20トン/日 ※1 常時から8リットルボトルを1,000本貯蔵
太陽光パネルの発電量:約20kWh
稼働時間:2022年6月開設予定 ※2
※1 東京都全域に取水制限があり、通常時は、1か月平均で1日10トン、最大1日20トン。
※2 正式な稼働日は、5月に当社ホームページにて発表予定です。
①防災拠点としての機能
災害の発生直後から2、3日間は1人1日あたり3リットルの飲料水が必要です。『ウォーターポイント八王子』は、近隣住民の皆さんに、1日2,000人分の飲料水が行き渡る6トン/日の造水能力と、トイレなどに使用する生活用水は、14トン/日の造水能力を持ち合わせています。
また、工場に設置した太陽光発電・蓄電池により、光熱費ゼロ(水処理系統のみ)で飲料水及び生活用水を製造することができます。太陽光発電により、通常時も工場で稼働する大部分の光熱費を賄います。
②宅配水の地産地消
災害の発生直後から2、3日間は1人1日あたり3リットルの飲料水が必要です。『ウォーターポイント八王子』は、近隣住民の皆さんに、1日2,000人分の飲料水が行き渡る6トン/日の造水能力と、トイレなどに使用する生活用水は、14トン/日の造水能力を持ち合わせています。
また、工場に設置した太陽光発電・蓄電池により、光熱費ゼロ(水処理系統のみ)で飲料水及び生活用水を製造することができます。太陽光発電により、通常時も工場で稼働する大部分の光熱費を賄います。
③環境に配慮したリユースボトル
宅配水にはリユースボトル(再使用ボトル)方式を採用。このリユースボトルは、当社が約25年間で培ってきた不純物を限りなくゼロにする製法と、ボトル洗浄を徹底することで、約10回繰り返し利用することができます。リユースボトルは浸出、溶出検査を行っています。プラスチックごみを削減することで、環境保全に取り組んでいます。
④業界初 ※3 のW逆浸透膜で超純粋水 ※4 を生成
当社では、どこでも同じ最高品質の製品水を造るため、地下水の溶解成分を徹底的に除去する“W逆浸透膜”で精製した超純粋水に世界自然遺産知床らうす「深海ミネラル」をブレンドします。
“W逆浸透膜”とは、他社の宅配水は逆浸透膜(RO膜)での「ろ過」は1回の純水を提供していますが、当社では、逆浸透膜のろ過を2回行うことで純水の質がさらに高い「超純粋水」を精製しています。限りなく不純物ゼロの水を造るためさらに高度な水処理を行います。また、純水に配合するミネラルは人口ミネラルではなく、天然ミネラル(知床らうす深海ミネラル)を配合しています。
※3 当社調べ
※4 超純粋水とは、当社オリジナルの名称です。逆浸透膜のろ過を2回行うことで生成する、純水の質がさらに高い水のことを 指します。
一般的な宅配水(RO水)の浄水システム
ウォーターポイントの浄水システム
⑤宅配だけでなく、自分で取りにいける「水の受け渡しBOX」も設置
宅配水用ボトルのリユース、リデュースを目的に、工場へ水を取りに来られたお客様用の「水の受け渡しBOX」を設置しています。
この受け渡しBOXは、当社の取引先であるスーパーマーケットやドラッグストアにも設置を促進していきます。
⑥地元やスポーツ選手の雇用創出
「ウォーターポイント八王子」の工場勤務者、宅配水の配達員などは、地元採用を検討しています。また、既に、当社の工場作業や配達のために9名のスポーツ(フットサル)選手を正社員として採用しています。現役時の収入安定化と、現役引退後もそのまま当社でキャリアを積むことができるセカンドキャリア支援をしております。
■ウォーターポイントについて
当社は50年前に水道工事業からスタートし、現代表が事業部長に就任した2000年からで、水の自動販売機、宅配水事業を強化しています。現在は宅配水ボトリング工場が東京、広島、山梨の3ヵ所、水の自動販売機はスーパーマーケット、ドラッグストアを中心に全国で約2800台の導入実績があります。
当社は“安心・安全な水の創造”と“水で生活を健やかに、環境を豊かに”を理念に掲げ、水の提供を通じた社会貢献、地域貢献につながる事業を行っています。